リーフの良いところはいろいろあるけど、ほとんどは走行距離とのトレードオフだ。 自分のカーライフがリーフとマッチしているかは十分に吟味する必要がある。 マッチしているなら購入したら良い。 それぐらいの経済効果はあると思っている。
リーフがカーライフにマッチしているかはご自身でと言いたいところだが、購入前には気づかなかったところを列挙してみたい。 購入検討している人に役立てば幸いだ。
- 住まいが平坦地にある比較的温暖な地域
- 自動車通勤で片道20km~40km
- もう一台車を持っている
実際に走行させてみると判るが、リーフは上り坂が苦手だ。 電池残量がみるみる減っていく。 平坦地の6割程度しか走らないんじゃないかな。 当然、勾配がきつくなればなるほど電池への負担は大きくなり、走行可能距離が短くなっていく。 登りがあれば下りがあるものだが、回生ブレーキで回収できるのは一部。 坂道の多い地域にお住まいの方は走行距離に悩まされることが多くなるんじゃないかな。
自動車通勤の方で片道20km~40kmくらいの人には経済的な効果が期待できる。 ガソリン価格は高値を維持したまま。 電気料金だって高くなる可能性はあるが、まだまだ大きなアドバンテージがある。 自動車通勤の方には交通費が支給されるはずだからかなりの経済的効果があるだろう。 通勤距離が長くなればなるほど経済効果も高いのだが、片道40kmを超えると帰り道が心配だ。 会社に充電施設がある方なら良いが、そんな人はいないでしょう。
併有車の存在も大きい。 走行可能距離に心配のあるリーフ一台では若干心許ない。 そもそも自動車購入を検討される方は自動車が必要な場所に住んでいるはず。 生活のほとんどを公共交通機関で済ませることが出来る方はリーフで得られる経済的効果小さいので、ガソリン軽自動車なんかの方が良さそうだ。 逆に自動車が必要な場所に住んでいる方には、いざという時に使えない可能性のあるリーフだけではちょっと心配だろう。 併有車があれば安心。 普段はリーフ。 いざという時はもう一台の車とすることでリーフのメリットを享受できるだろう。
リーフの走行可能距離はカタログ値では220kmだが実際は100km~120kmというのが僕の主観だ。 心理的にはもっと少ない。 残り走行可能距離一桁まで攻め込むにはそれなりの経験と度胸が必要だ。 僕には無理なようだ。
それから、先に述べたように坂道の多い地域や、寒い地域に住んでいる方はさらに10km~20km間引いて見た方が良いと思う。 寒さにも弱い。 温度が低くなると電池が性能を発揮できなくなってくるので走行距離が短くなる。 さらに中の人間も寒いので暖房も必要だ。 暖房に使う電力は結構大きいのでエアコンを我慢することもしばしばあるけど、窓が曇ってくるとそうもいかない。 曇りを取るために暖房をつけなければならないことも。
なんだか心配になることばかりのように見えるけど、これらはすべてリーフの経済効果とトレードオフ。 条件にマッチしている人にはとても良い車だと思う。 加速も2リッター~2.5リッタークラスの車と同等。 踏込んだアクセルに比例してスムーズに加速していく感覚はとても心地よい。 踏込むと一気に電池も消費するけど。 細かいところではタイヤの摩耗が均等ってのも。 低重心で重量バランスの良いリーフはタイヤの摩耗が均等になるようだ。 大概の車はタイヤの端の部分だけが減ってしまうのでタイヤの位置を入替えて少しでも均等になるようにするのだが、購入後半年経ってもタイヤの摩耗は均等に見える。 ブレーキパッドだって回生ブレーキとの併用になるので摩耗は少ないはずだ。 ブレーキパッドについては目で見たわけでは無いが。 ちなみに、僕のリーフは協調回生ブレーキシステムのプログラム変更を行っている。 プログラム変更後は回生ブレーキと通常ブレーキの切り替わりスムーズになったが、幾分回生率が落ちたような気もする。 話が逸れた。。
電池寿命を気にされる方も居るかと思うが、こればっかりは時間が経過しないと何ともいえない。 5年後が心配なわけでは無いけど、そもそも5年後の車両価値など知れたもの。 あまり心配する必要は無いのではないか。 あ、新車で購入する方は気にする部分か。
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